廃れ切った
簾みたいな
隙間だらけの心のなか
空っ風が吹き抜ける
昨日の記憶にも
一昨日の記憶にも
ダサい俺しか
見えては来ない
スッ転がった気分で
天空を見上げたら
ほんのりと
青みがかるだけの
無駄にだだっ広い
胸中の虚しさにそっくりで
「何か馬鹿みたいだ」
そんなことを
ぽかんと思う
いや、真面目に
マジで馬鹿野郎なんだろう
二束三文で
買い取られてしまうような
捨てられない想い
何年も後生大事に
し舞い込んでさ
やっぱし
お陽さんが照らすのは
いつも居場所の向こう側
縺れた心抱えたまま
人目を避けて
日陰で暮らす
ドジで間抜け
ゆるキャラみたいな
着ぐるみを纏い
汚し捲っただけ
痛い過去を引き摺り
毎日踏ん張って生きるのさ
※stupid me
(ストゥピット ミイ)…愚かな自分。