追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。

心の桜は 今でも

咲き続けています


君のことを 思い出す度に



何度でも 儚く散って


何度でも 甘い香り 柔らかに漂わせる 美しい花を


溢れるほどに 咲かせます



どこにも居るはずのない


君を探します



訪れる 街のなかに  道行く 誰かの横顔に  長い黒髪の 後ろ姿に  


君の面影を 見つけます 



僕のこの想いの かけらの一つでも


君の心のなかに 



いつまでも 消えないで


残っていて欲しいと 願うばかりです








羽毛

道すがら


羽毛が 歩道の宙に 


ふわり 浮かんでいた



僕は 薄暗い空の下


それを 見詰めながら 通り過ぎ



どんな鳥が あの羽毛を


落としていったのかと 考える



静かに 降りてゆくこともなく



微かに 揺れ動く


真っ白な 羽毛がひとつ



どこから来たのか


一片の 牡丹雪のように



いつもの場所で

ここに立ち寄る 帰り道



星達は目を覚まし そっと 夜を知らせている


月は 寝坊しているのか 見当たらず



広い池の 水面に滑る


一つの 明るい星を見つけ



見詰め合いながら 共に歩く 静かな夜を



何だかそれだけで


嬉しくて 楽しくて 幸せで



暗い夜道を また 辿る