追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。

暗闇に ケラケラと笑う


川の流れ



宙を さ迷うように


優しい光を ゆっくりと 点滅させながら



頭上を 飛んでゆく


川を 越えてゆく



見つけた


見つけたんだ





竹やぶの手前


ほら あの高架下にも



一匹いる



優しい光を ゆっくりと 点滅させながら・・・




夏の記憶

雲のない 乾いた青空に 目一杯


熱い光を 四方八方に広げる



眩しい 眩し過ぎる太陽 太陽が



露出した肌を 


痛いくらい焦がして 火照らせる



涼風も負けじと



ひやり 吹き付ける


するり 吹き抜ける


吹き抜けてゆく 吹き抜けてゆく・・・




風鈴が団扇と


冷たいかき氷で 頭を冷やす僕と



口笛の合図



打ち上げ花火が 夜空に咲いて


夜風と笑い



見惚れる人々を 照らし出す




ほら ひとつ・・・



 また ひとつ・・・



もう ひとつ・・・




終わらないで 消えないで



ずっと ずっと いつまでも





5月の夜空

遠くから この部屋まで微かに届く


蛙達の涼しげな鳴き声


その上を



重々しく ゴトゴトと


レールの上を 大袈裟に走り行く



列車の音が


横たわる身体の上を 賑やかに滑りながら



西へ 西へ


向かって 遠ざかって 遠ざかって・・・




窓から忍び寄るように


手を伸ばす風が 冷たく



そっと 腕に触れる



また一歩近づいた夜空を 心に見詰め 僕も


5月の綺羅星に 手を伸ばす