追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。

それでも僕は、雨が好き

やっぱり 
外れなかった 天気予報


雨が降る
地面を打つ音 響かせて


時が 積もらせた埃
洗い流すため


それとも 誰かの
汚れた心 清めるため


それとも 誰かの
流す涙 隠すため


色んな理由 思い浮かべて


今 空は泣いている
それでも僕は 雨が好き

こぼれだす 秋、秋

ぱちぱち音立て 靴の裏
潰れる実
小粒の団栗


この広場に 秋


黄の葉ひとひら 落ちてゆく
小鳥が 急いで頭上を 横切った


赤の葉ひとひら 落ちてゆく
芒の穂も 赤く染まってる


綿種ふわり 宙に浮かび
静かに流れ 流れゆく


この道にも 秋


そこにも秋
ここにも秋


もう一つ
また一つ


秋 秋


秋が 少しずつ 
増えてゆく







雨の匂い

首筋に落ちる
水玉 ひやり


決して撃ち抜かれることのない
可愛らしい 弾丸


どんより雨雲に 
優しい攻撃を食らう


それだけなら良いのに
それだけなら


誰も
無益な争いで 血を流し合うこと
無い筈なのに


漂う 雨の匂い


泥道を小走りで行く
水溜りを避けて


びしょ濡れにならないように
早く 辿り着きたい