精も根も 尽き果ててしまったように 茫然と呟く 「もう、駄目だ」 僅か数個の記録文字さえも まともに書けない 家族のために 病に侵されながらも 頑なに日々の職務を全うする 半年と数ヵ月 気兼ねのいらない 愉快な同僚であり 信を置く 頼もしい、... 続きをみる
2021年12月のブログ記事
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すっぽり包まる 毛布のなか じわりと、返す吐息の 暗がりに咲いた 清み解ける場景 くっきりと 知らしめるよう 無調色の 真珠色に 瞬き震える 綺羅星の群れ そう、あれは 冷たく澄んだ 峠の外れ 高い頭上に開いた 艶めく 未詳のアンブレラ その遥か東向こう 寡黙に廻る 眩い... 続きをみる