2022年5月のブログ記事
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触れられはしない けど、時折 ひっそりと 浸ることのできる 曇りのない 清らかな 透明感 例えば、 白み始めたばかり 人気少ない早朝の 街場景に 湿らかに充ちる 冷たい静寂のなかに ちょっぴり 嫌味のない程度 スパイスが 振り掛けられる 硝子コップに注がれた 炭酸の気泡が 次々、細かく... 続きをみる
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変則で命中 深夜勤務 通い途上に立ち寄る 近く藪沼が隠れた 傾き気味の広い路側帯 細く 伸び掲ぐ外灯の 白明かりに 擦られ 薄く照らし出される 乱れた種々 雑木類の形 輪郭 涼やかで無色な匂い を呼吸する 足元の先に 絡む迷い草 小さな獣達だけが 入り込めるほどの 隙間を辿る奥まりで 息を潜める... 続きをみる