追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で…移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに。

このままふらっと

薄れだす藍の帷
せせこまし住宅街
涼らと 風だけ吹き通す



目醒めたままの
くしゃくしゃ頭
後ろに反らして



細く開けた屋根間に高く
快夏青天
きらりと重なり



珠には
も少し遠くに行けよ
何て語りかける




草臥れ尽くして
眠るだけ
日々ゆく躰は重いけど



まだまだ
ちょいと
もうひと踏ん張り



そんな気持ち
湧きだして
ゆるい猫背をとんと押す



南に駆けて湾岸へ
夜明かし星でも 
探しにいこうか

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