追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で…移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに。

御盆出勤消沈確定

頭蓋のなかで
猟弾銃が撃ち放たれる



森木枝に休む鳥たちは
仰天し、



蒸した夕空へ
一斉に散り羽ばたいた




背中から
倒れ込んだのは何故か
六畳のマイルドな芝生



寸秒、皮膚呼吸まで静止



ぐうの音もでない
ぼろ布に成り果てた
役たたずな生もの



灼熱に蕩けた脳味噌で
何とか直立し続け
今日も日銭を稼いだ



嬉しいやら悲しいやら
汗だくを
通り越して汁だくで



湿り縒れた制服は
襟元から
得も言われぬ異臭



もぅやりと漂わせる



目分量の粉洗剤を
洗濯槽に振り撒き
お疲れさん、なんて



明日もお互い
頑張ろうな
胸壺にぽつりと労う




凝りまくってた
肩裏の筋が
漸く
ふぅ、弛む瞬間



とりま残り湯で
さっぱりしぃの



ふんわり卵入り
鶏ガラスープ
即席拉麺
ずりゅり啜りながら



ヘコんだお腹膨らし
蘇ろうかな白眼剥き
人鮮肉に飢えた
ゾンビ見たいにさ

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