白黒縞の 小鳥が 無邪気な鳴き声を 砕石塗れの トラックヤードに転がして 番で 戯れ合う 帆布小屋の 短い桁幕へ 初陽に溶かされた霜が 光る雫を 拵えて ゆっくり落ちる その僅かな間、 こんなことを思った 音信不通になった 知性溢れる 気を病んだ か弱いあの人は 面白みに欠け 共感... 続きをみる
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未だ 潤し雨も降りださぬまま 宵闇、 深く静まる 紺色の刻は瞬きもせず 満開に晴れ渡り 今夜 もう昇りもせず 暮れもしない火輪は 明日に目醒めた半球で 今頃きっと 厳めしく睨みを利かし 輝いていることだろう 茹だる暑さに涼し風 アンバランスな毎日 湿った薄明がま... 続きをみる