stand in the extreme heat
Ⅰ
いかんともし難い
夏の温度は急上昇
頭蓋内はグツ煮え
判断力もそう急低下
どこ見渡しても
蜃気楼のような
茹だる猛暑の景色
思考を曖昧にする
鳴り止まない
騒音の渦に揉まれ
蕩けた意識で
factory city
ゾンビのように
幻の泉を求め妄想
来る日も来る日も
軒並み暑いばかり
来る日も来る日も
いつも喉はカラカラ
時に陽陰に隠れ
辛うじてやり過ごす
粘い空気が纏わる
半端ない極暑の最中
どうにかこうにか
ぶっ倒れねえよう
生き延びるのに必死さ
Ⅱ
熱ぃな畜生
全身が火照ってる
焼けるように
このまま俺は
燃え上がってしまうのか
この場で俺は
燃え滓になっちまうのか
それとも俺は
路面に溶けてしまうのか
炎天下の道宙に
陽炎が揺れる
時間の経たない安時計
真っ昼間から
夕暮れに思い馳せ
冷たく吹き抜ける
次の涼風を待ち望む
安全靴が煮え滾っても
立ち続ける
それが仕事さ
誰でもねえ
自分で探し選んだ
それが仕事さ
制服の中で
ぽろぽろと玉の汗が
腕を伝い落ちてゆく
※stand in the extreme heat
…極暑の中に立ち尽くす