追想の彼方

移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに

ブラリンコromance

かすみ じゅん

何となしに見眺めた
空っぽな青の
阿呆みたいに拡がる
遠景からそよさら


冷たい柔風に乗り
それとなく聴こえる


フーテンの緩い口笛


残夏花火も散って
漫ろ気儘の道途中か


寒いのは厭よと
南へ羽ばたいてるのか


天気次第に運任せ
すってんてんにゃ
成らないお立場
酩酊気分で漫遊行脚


良いよなそれでも
食い扶持には困らず


室の夜闇の上澄みに
ふらりと揺れてんだ


良いよなそれでも
bedで毛布に包まれる


否否嫉みじゃないの

クラつく頭は蛸の足


明日はぶらりと
何処へ出掛けよう
うんまぁ骰子振って
決めてやろうか


侘しい秋風が戦ぐ頃


焼芋売りが軽トラで
近所を巡る声が過ぎ


溜め息の序でに
聴こえて来るのは


放蕩無頼の風見鶏


フーテンの淡き口笛

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