追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。

羽毛

道すがら


羽毛が 歩道の宙に 


ふわり 浮かんでいた



僕は 薄暗い空の下


それを 見詰めながら 通り過ぎ



どんな鳥が あの羽毛を


落としていったのかと 考える



静かに 降りてゆくこともなく



微かに 揺れ動く


真っ白な 羽毛がひとつ



どこから来たのか


一片の 牡丹雪のように



いつもの場所で

ここに立ち寄る 帰り道



星達は目を覚まし そっと 夜を知らせている


月は 寝坊しているのか 見当たらず



広い池の 水面に滑る


一つの 明るい星を見つけ



見詰め合いながら 共に歩く 静かな夜を



何だかそれだけで


嬉しくて 楽しくて 幸せで



暗い夜道を また 辿る