白黒縞の 小鳥が 無邪気な鳴き声を 砕石塗れの トラックヤードに転がして 番で 戯れ合う 帆布小屋の 短い桁幕へ 初陽に溶かされた霜が 光る雫を 拵えて ゆっくり落ちる その僅かな間、 こんなことを思った 音信不通になった 知性溢れる 気を病んだ か弱いあの人は 面白みに欠け 共感... 続きをみる
星屑のブログ記事
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冬の通り雨 ばさばさ と、短く降り弾け そして途絶え 高角度の 巨大な虹が 七色を携え 昇る (これは予兆なのか (戯れなのか 色濃い印象が 脳裏に焼き付いたまま 薄い残照が 緩やかな稜線を縁どる刻 遠退く夕空 闇坂に 人影途切れ 寒風が吹き抜ける 寂しさを覚え 振り向いた眼球の上端 真っ白な... 続きをみる