angel of literature ─液晶パネルの向こう側に─
君のなかには 早朝の湖を臨むごとく 取り乱すものが微塵も見えない 透明なそよ風にそっと 送られてくるような手紙 受け取るだけだからかな 一体どこにいるんだい? とても柔らかに澄んだ 仄か柑橘の香りが浮かぶ 君はエンジェル 俺のなかで届かぬ距離 いつも遠くから俺を見守り 安らぎを与えてくれる そして... 続きをみる
angel of literature ─液晶パネルの向こう側に─
君のなかには 早朝の湖を臨むごとく 取り乱すものが微塵も見えない 透明なそよ風にそっと 送られてくるような手紙 受け取るだけだからかな 一体どこにいるんだい? とても柔らかに澄んだ 仄か柑橘の香りが浮かぶ 君はエンジェル 俺のなかで届かぬ距離 いつも遠くから俺を見守り 安らぎを与えてくれる そして... 続きをみる
曇りがちな日々に移ろう 猛暑を脱した 乾いた晴天 緑の高台 吹き下ろす風は踊りながら 煩わしい作業着の 皺くちゃな長袖シャツん中を 心地よく潜るんだ 別に変わったこと何か 全然ありゃしねえけど ただ煮え滾る真夏の監獄から 漸く抜け出せた感が すっきりとくっきりと頭上に だだっ広く澄んだあの空へ 映... 続きをみる