仲秋の 未 明、 薄い紫の夜空は ゆるやかに 集う 鈍雲の群れに酔いしれる 色濃い 丸月を 描いて 弄ぶ その裏側から 屑星、たちの やわらかな微笑が 降り注ぐよう 夢見る森を下り 住宅の 犇めく路地に 滑りだし 普く散りばめられた 求愛の瞬きは 今も 絶えまなく 傍らに そばだて... 続きをみる
2021年9月のブログ記事
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読んでいる 食んでいる 縁までちゃんと舐めている 粒々点々 画面にとことこ 映える文字 半分 つまらないけど 半分 ほっとするんだ ぺとぺと ぼとぼと ぱたぱたと、拾い続ける 高性能な鼓膜 はは 長雨のこと ぎゃたん、と 金属の擦れ打つ音 甲高く 網戸の向こうで ぼやけて... 続きをみる