追想の彼方

移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに

何より寝蔵

かすみ じゅん

明け方の手指が
ぴっぴり痛むから

おあ寒、寒いと
ぷるぶる呟いて

毛布の洞穴に潜るんだ

瞼を閉じても
開いてみても
真っ暗なんだよね

吐息の温もりが
ほあっと広がり

柔らかな鼓動が
胸の奥から聴こえる

もう3度目の
列車が走り去ったよ

ふうんって、そう
時に委ねてる間を

すいんって、また
刻を眺めてる間に

のおんって、ほら
身震いも治まって

少しだけ平生より
増しな夢見れそうさ



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