追想の彼方

移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに

Small but big happiness

かすみ じゅん

社の銀杏の枝間に
満月を置き立ち止まる

一時、闇路を忘れ
見詰めていたんだ

寒風の吹かぬ夜深
一頻り歩き続け
だいぶ温まった躰

殊の外長く感じた

厳冬の道程は決して
無駄じゃなかったよ

思えば何かそれが
嬉しそうに光り輝く
お月さんがくれた

特別なpresent ?
君だけみたいな
今はそんな気がしてる

もうすっかり街中は
浅青色に染まり切り

窓辺に降りた小鳥達
手短に挨拶をして
飛び去って行ったよ  

ボホン、ドォンと重たく
車のdoorが閉じられ
ご近所は早くに出勤

心地よい疲れは解け

俺は毛布を被り込み
朝の眩い陽射し密かに
想う胸に抱いている






















※Small but big happiness
…小さいけれど大きな幸せ

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