追想の彼方

移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに

頑なに歩み貫けば

かすみ じゅん

ゆっくりとだが
粘り強く進んで
着実に拓けて行く

未来に繋がる道筋

まるで鎖された
重い扉がじわり
開き出すように

薄朧げな視界は
輪郭を帯びてくる

靄の拭えた感じ
いつしか疲れた心に
しがみ付く穢れを

弛ませて丸ごと
ふわり高く投げ打つ
寡黙な宙空へと

有耶無耶に霧散で

額に滲んだ汗も
夜気に冷まされて
果てない宵闇に

吹けば飛びそう
もうすっかりと
軽い抜け殻になった

そんな躰が丁度いい

今の自分には
これからの自分にも
想う大切な事だと

魂を奮い立たせ
全力を絞り切って
内面を解放する

それが出来るのは
誰でもない自ら
代わりは居ない

この世にただ一つ
掛け替えの無い
信念の塊で己の証だ

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