追想の彼方

移り変わり揺れ動く心の内を 気儘にも身勝手にも感じるままに

dropout time

お勤めも返上し
one mance


忙しい世間と
ズレちまった


後ろめたさ軽く
pocketを触る


都会の駅前は
雑踏と喧騒に溢れ


繰り返す klaxon 
遠い響き


想い出したり


小さな写真に収まった
色褪せない
魅力的な君


数え切れないほど


Rush hour
人々の群れは


混み入った景色を
なだらかに流れる


路面電車の中に
吸い込まれ



 何処に行くんだろ
 原爆dome かな


 またOfficebillか


 学校は分かるけど


 きっと繁華街だね



出で立たず
いつまでも
あの娘は platformから


待っているだけ?


それとも
迷っているのか


俺はもう一片も
使うことのなかった


乗車Cardを
換金するために


このbenchの
端っこに座って


3つ隣の席に
落ち着く上品な
女の子の仕草と


取り扱い窓口の
shutterが開く際を


汗ばむ cheapな
腕時計を時折眺め
気にかけている
























※dropout time
…脱落者の時間

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