辺鄙な地に燻る雄
吐息煙る玄関先で
零れる闇風鈴
山裾に乱立する
住屋の眠りと狭き坂
人気の無い侘しさに
留まり浮かぶ町角
寂れた眼に触れる
飴硝子で出来たよな
透明な脆さが
紙ヤスリで擦るよな
冷たさが痺れ
瞼を潰す身に染みて
そっと高くを
眺め見れば
clearな宵空に
幾つもの煌めき放つ
星座達がLinkする
誰もが完全には
孤独になれないと
構って貰ってる
宇宙にも世界にも
そしてこの地球にも
個として
数多のひとつ
今確かに命あるもの
一人の人間として
続けるしかないから
凍てつく season
帰らぬ人への未練
乗越えようもう一度
両肩を震わせて
踵を返し歩めば
梟の鳴声が縮込む
背中をさするよに
見守っているからと
独りじゃないからと