遠い北から遥々と 吹き抜ける 上衣を押さえて 爽風颯風 梢より 振り開け、そう 散るら ら るらら 煌びやかな歌声が 響きわたるような 大輪の色葉が 咲き乱れる 鮮やかな 眺望は 春の野原が靡くよう いずれは総て 羽ばたいてゆく 残された、万枝の巣に さよならを告げて あなたにも 聴こえるだ... 続きをみる
2021年11月のブログ記事
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時の刻まれるほどに 下へ 奥へと 抗えず じわりと沈み、その光は より遠ざかるように そして、 原形を留めることさえ 許されないかのよう 色濃く寄せはじめた 妖艶に棚引く青灰雲に 巻き消されて つかの間を照らし損ね 望みは、フラットに 跡かたも無く塗り込められた また、断続的に放たれる 途... 続きをみる