追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。

風と

少しだけ 遊んでよ




やさしい風に 




触れる 
    られる


触れる 
    られる られる




指と指の隙間を  腕を  頬を 


髪を  身体を  全身を




絡み合うように


しっとりと 交わって 




吹き抜けて 去っていく 




高く 空へ


      高く 高く


            ずっと 高く



 
楽しそうに 


      笑う声が響いて


              この胸のなかで
     

ピアノ

ふっ と ・・・


どこから湧き出して 耳の奥へ 流れ込む



その 柔らかな音色に


誘われて 僕は



肉体を抜けて



優しくそよぐ 風のなかへ 入ってく


そして 自然のなかへ 融けてゆく



夢心地



そんな 感じなんだ


とても とても いい気分 



あぁ もう


雑音は 聞こえない



聞こえてこない 



目を閉じて 感じるままに ・・・




窓の向こうに

この視線の 真っ直ぐ先


ずっと 向こうで



風が強く 幹を押す


梢が騒ぐ



青々と茂る 葉が踊る


陽の光を 煌びやかに 弾きながら




連なる山の上を 丸い白雲が


少しずつ 少しずつ 少しずつ・・・



晴れ渡る空のなかを 四角い 風景のなかを 


少しずつ 少しずつ 少しずつ・・・




とりわけ 急ぐ様子もなく ゆったりと



手招きに 導かれるかのように



窓の外へ向かう