追想の彼方

自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。

こぼれだす 秋、秋

ぱちぱち音立て 靴の裏
潰れる実
小粒の団栗


この広場に 秋


黄の葉ひとひら 落ちてゆく
小鳥が 急いで頭上を 横切った


赤の葉ひとひら 落ちてゆく
芒の穂も 赤く染まってる


綿種ふわり 宙に浮かび
静かに流れ 流れゆく


この道にも 秋


そこにも秋
ここにも秋


もう一つ
また一つ


秋 秋


秋が 少しずつ 
増えてゆく







雨の匂い

首筋に落ちる
水玉 ひやり


決して撃ち抜かれることのない
可愛らしい 弾丸


どんより雨雲に 
優しい攻撃を食らう


それだけなら良いのに
それだけなら


誰も
無益な争いで 血を流し合うこと
無い筈なのに


漂う 雨の匂い


泥道を小走りで行く
水溜りを避けて


びしょ濡れにならないように
早く 辿り着きたい



ぱらら ばらら るりるらん

雨上がりの朝に登る
しっとりと濡れた林道


ぱららん らんらん
薄紫の小花 散らばって


ばららん らんらん
緑に黄に茶 
橙 赤の葉 散らばって


続くこの道 彩って


沢の流れ 潔く
るるら るるら るりるらん


涼風運び
涼風運び